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山科精器(やましなせいき)株式会社
http://www.yasec.co.jp/
本社・工場の所在地:滋賀県栗東市東坂525
FA化に貢献する各種専用工作機械、船舶用並びに発電プラント向の熱交換器、産業機械・船舶機関向潤滑機および医療機器の製造販売。
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医療機器への挑戦
(日経ものづくり 2011年11月号)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20111026/199791/
「社長、本気ですか?」。
山科精器(本社滋賀県栗東市)メディカル事業部部長代理の保坂誠氏は、かつて代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)の大日常男氏から医療機器事業に進出する計画を打ち明けられた時、思わずこう聞き返したという。
山科精器は、主に工作機械や熱交換器を手掛ける中堅企業。2011年秋には、同社初となる医療機器の量産を始める予定だ。しかし、医療機器事業への進出を決めた2004年の時点では、医療機器とは縁もゆかりもなかった。保坂氏は、全く不案内な分野で新規事業を起こすよう命じられたのである。
そのためにはまずは、医療業界を理解しなければならない。ひとまず滋賀県が主宰する産官学連携組織である「しが医工連携ものづくりネットワーク」に参加したが、当初は立命館大学内に与えられた個室で独り「何を造ればよいのか」を考える日々が続いたという。
自動車や工作機械への興味から技術者を志した保坂氏にとって、医療機器は興味がわいてくる対象には見えなかった。医療業界に対する印象も良くなく、「医療機器に興味が持てない」と大日氏に直訴したこともある。
だが、産官学連携の活動と並行して京都大学の一般向け医工連携講座「ナノメディシン融合教育ユニット」に通い始めた頃から、保坂氏の意識に変化が生じてきた。講義や演習で生身の医師と向き合ったことで、彼らも多くの悩みを抱えていると知り、医療業界への先入観が払拭されたのだ。「医学の世界に身を置いたら、医療業界への心理的抵抗も自然となくなった」(同氏)。加えて、医療業界の課題は工学的に解決できるという確信も得られたのである。
(*)内視鏡開発2件を認定 関西戦略特区の医療機事業
(京都新聞 2012年6月14日 22時54分)
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20120614000119
国の指定を受けた関西イノベーション国際戦略総合特区の医療機器開発事業で2012年6月14日、工作機械メーカーの
山科精器(栗東市)や京都大医学部付属病院が参加する二つの内視鏡開発案件の採択が発表された。財政措置と規制緩和でビジネス化を加速させる。
国から事業を受託する大阪商工会議所が明らかにした。
山科精器など中小企業5社と大阪大による開発事業は、内科系と外科系で異なる内視鏡を使いやすい統合型に改良し、世界標準化を目指す。各社が1種ずつ阪大と共同開発し、
山科精器は精密加工技術を用い、電気を流して止血する電極付きの洗浄吸引カテーテルを担当する。
京大病院は大阪市立大大学院や中小企業2社と共同で直径2ミリ以下の極細径内視鏡を開発し、整形外科や循環器内科領域で応用する。両案件とも3〜5年以内に製品化して海外への販売を目指している。初年度の国の財政支援は計1億円で、研究開発期間は3年。同事業には10件の応募があった。
採択案件参加者らは大阪市内で記者会見し、山科精器の大日常男社長は「医療機器開発は先行投資が必要で、自己資金では限界があった。国の援助を受け、開発を進めたい」と話した。
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カテーテル - Wikipedia
カテーテルとは、医療用に用いられる中空の柔らかい管のことである。胸腔や腹腔などの体腔、消化管や尿管などの管腔部または血管などに挿入し、体液の排出、薬液や造影剤などの注入点滴に用いる。
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医療機器に関する本
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